1977年に文弥人形を習い始めた。文弥人形は国の無形文化財に指定されていて、遣い手として第一人者だった濱田守太郎先生(190-1998)に師事した。先生は「佐渡の人形の将来はお前の肩にかかっているかもしれない」と言った。この言葉をきっかけに僕は木彫りも習うことにした。カナダへ帰ってから人形劇を見せたいと思った時、自分で人形を作ることができるようになりたかったからだ。

人形劇